OpenAIが新たなセキュリティツールを発表
2026年6月22日、OpenAIはセキュリティツール「Codex Security」のアップデートと、セキュリティモデル「GPT-5.5-Cyber」のフルバージョンを公開しました。この発表は、同社のサイバーセキュリティイニシアチブ「Daybreak」の拡大に伴うもので、より安全なデジタル環境を提供することを目指しています。
サイバーセキュリティイニシアチブ「Daybreak」の拡大
OpenAIは「Daybreak Cyber Partner Program」を開始し、Proofpoint、NCC Group、Tenableなどの29社が参加しています。このプログラムでは、参加企業がGPT-5.5を防御製品に組み込むことができ、サイバー攻撃に対する防御力を高めることが期待されています。
新たな公的イニシアチブ「Patch the Planet」
同日、OpenAIはTrail of BitsやHackerOneなどのパートナーと共に、オープンソースソフトウェアの脆弱性を発見・修正するための公的イニシアチブ「Patch the Planet」を立ち上げました。この取り組みは、オープンソースコミュニティ全体のセキュリティを向上させることを目的としています。
GPT-5.5-Cyberの性能向上
GPT-5.5-Cyberは、サイバーセキュリティの評価基準であるCyberGym、ExploitGym、SEC-bench Proにおいて、それぞれ85.6%、39.5%、69.8%のスコアを記録しました。これは前モデルのGPT-5.5が記録した81.8%、25.95%、63.1%を上回るもので、性能向上が確認されています。この結果は、AIがサイバーセキュリティの分野でどのように役立つかを示す重要な指標となります。
信頼できる防御者への限定リリース
OpenAIは、GPT-5.5-Cyberのフルバージョンを信頼できる防御者(trusted defenders)への限定リリースを通じて提供しています。これにより、初期の許可のみプレビューから移行し、より多くの企業がこの新しいモデルを利用できるようになります。
まとめ
OpenAIの新しいセキュリティツールとGPT-5.5-Cyberの発表は、サイバーセキュリティの強化に向けた重要な一歩です。特に、企業がAIを活用して防御力を高めることができる点は、今後のデジタル社会において非常に重要な要素となるでしょう。